【教材としてのマンガ ①】ゴールデン・カムイ
アイヌ文化がこんなにも面白く且つ詳細に描かれているマンガが過去あっただろうか?!
教材としてのマンガシリーズ第一弾は、アニメも絶好調の中、先日最終話が発売され、映画化も決定した、野田サトル氏の「ゴールデン・カムイ」です。
舞台は気高き北の大地・北海道。時代は、激動の明治後期。
日露戦争という死線を潜り抜け『不死身の杉元』という異名を持った元兵士・杉元 は、ある目的の為に大金を欲していた…。
一攫千金を目指しゴールドラッシュに湧いた北海道へ足を踏み入れた杉元を待っていたのは、網走監獄の死刑囚達が隠した莫大な埋蔵金への手掛かりだった!!?
雄大で圧倒的な大自然! VS凶悪な死刑囚!!
そして、純真無垢なアイヌの少女・アシリパとの出逢い!!!
莫大な黄金を巡る生存競争サバイバルが幕を開けるッ!!!!
- ゴールデンカムイ 公式サイトより引用ー
私とゴールデンカムイの出会いは、まさに書店の立ち読みですよ。
さらに、興味津々で放送中のアニメを見たら、まぁこれが面白い!日露戦争後の時代設定を中心に、北海道開拓時代の情景、人々の生活をとてもよく描いており、なによりキャラクターがとてもキャラ立ちしていて飽きない!
そして、最大の魅力は、アシリパちゃんをはじめとするアイヌの人々の生活、狩り、食、衣服、習慣は本当によく研究されていて、社会科的視点でもよい教材のように感じます。
ただ、ギャクもあって笑えるところがあるのは間違いないのですが、さすが青年誌。戦闘シーンや拷問シーン、動物に襲われるシーンはなかなかのビジュアルです。
エグイ(@_@。
社会科教員をやっていると、戦争物も多く目にするので、耐性はある方かなと思いますが、教材としてすべてを生徒に提供できるかというと難しいですね。
そういうのがダメな人には合わない、好き嫌いが出る内容なので、授業で映像を見せる場合はアイヌ文化の部分のみに限定することをオススメします。