【教材としてのマンガ②】応天の門
平安時代って、その印象がすべて「藤原氏」になってる人多いですよね。私ももちろんそうでした💦
でも実際、藤原道長、頼道の時代を筆頭に、藤原氏の摂関政治による影響は多大で、「藤原氏」であるかどうかで、生き方が変わるともされた時代からしたら、外すことのできないキーワードですからね。
そんな「藤原氏一色」の平安時代の様子が、凸凹コンビニよる痛快ミステリーマンガで楽しく読めちゃうのが 灰原薬 さんの「応天の門」です!
主人公は、遣唐使を廃止、藤原氏に目をつけられ、九州·大宰府へと左遷され不遇の死を遂げた「菅原道真」(作中は学生身分の時代で描かれる)。
そして歌の名手とされ、「六歌仙」にも名を連ねる「在原業平」。
『ちはやぶる 神代も聞かず竜田川 から紅に水くくるとは』
宮中の様々な事件を、道真が豊富な知識と探究心、調査で解決していく物語なのですが、稀代のプレイボーイ業平と学問にしか目がない浮世離れした道真の凸凹具合がなんとも面白い!
さらに、かれらの生きた平安時代の貴族たちのドロドロの関係や政治のやり方にも目が離せません。
ついに1月から、新大河ドラマ「光る君へ」が放送開始!紫式部を主人公として描きますが、平安時代ど真ん中の大河ってこれまであったかなぁ、と思うくらい珍しい時代選考ですよね('ω')
今回紹介した応天の門とは少しだけ時期はずれるのですが、同一人物たちがたくさん出てきますので、マンガと大河を合わせて楽しむのもいいかも~♪